プラスオン代表の川嶋社長に、カーセキュリティ業界、セキュリティシステムのこと、ご自分のことなど、インタビューさせていただきました。

セキュリティ業界に携わることになったきっかけ編

いまこうして、カーセキュリティ業界に携わっているわけですが、
もともと車には興味があったのですか?
高校時代から車が好きで、将来車に関わる仕事がしたくて、機械科に行きました。
高校時代から車が好きだったんですね。

工業高校の機械科だと普通科とは違う何か、面白い授業はありました?
工業高校では、鋳造や鍛造、溶接、旋盤など機械操作が多く、工業機械など危険な機械操作が多かったので、工具の扱いに慣れてると思います。
普通科の高校にはない科目ばかりですね!
指先が器用な人には面白そうですね。
高校時代から手先が器用でプラモデル作りが得意でした。
デパートのコンテストに出せば、毎回入賞してました。プロのモデラーさんにスカウトされるなんて事もありましたが、車屋になる夢があったので断りました!
プロのモデラーからスカウトなんてすごい!

高校卒業後は車業界に進んだのですか?
高校卒業後は、整備工場に就職しました。
その後、大手カー用品のピットでアフターパーツの取り付けの仕事をしました。
カーセキュリティとの出会いはいつごろですか?
その後、カー用品メーカーを経て、カーオーディオの輸入商社での営業件取り付けサポートをしました。
1997年あたりの話ですが、そこで日本に初輸入される、クリフォードセキュリティと出会いました。
当時はカーセキュリティという概念はありましたか?
ディーラーで最初に付けてもらうイモビライザーとか、ハンドルロックとかのイメージしか湧かないのですが。
当時はカーセキュリティという概念がほぼなく、日本におけるカーセキュリティの黎明期だったと考えています。

その頃からカーセキュリティ業界に携われたのはすごくラッキーなことでした。
セキュリティ業界を初期の頃から体験されてきたんですね!

当時は車の盗難はやはり多かったのですか?
当時ランドクルーザー100が発売されて、ものすごく盗難が多くなりました。

特にセキュリティを専門的に扱うお店はほぼ無かったですね。
そうだったんですね。
必要にせまられてセキュリティ業界も発展してきたんですね。

セキュリティシステム編

メーカーが初期設定で付けているセキュリティシステムと、後付けの社外セキュリティシステムは具体的に何か違うのですか?
メーカー純正セキュリティは同じ車種なら同じ仕様なんです。

つまり一台解析されると、同じ車種のセキュリティを突破できるようになります。
その手口が盗難グループの中で広まって盗難されてしまいます。
それは心配ですね!
窃盗犯も新しい手口を研究しているんですね。

ではメーカー初期設定のセキュリティシステムでは不十分ということですか?

メーカー純正セキュリティは車上狙い等には有効ですね。
でも車両盗難には向きません。

社外セキュリティは取り付け方も様々ですし、セキュリティがオンの時は自分の車でもエンジン始動はできないんです。
なるほど!
そこで社外セキュリティシステムの必要性がでてくるわけですね。
インターネットが普及するにつれて窃盗の手口の広まり方も早くなりましたね。

現にロシアのサイトでは、CANインベーダーの機械を販売してますし、取り扱い方法も堂々と書いてあります。YouTubeにも上がってたりしますよ。
怖い時代ですね・・・。
社外セキュリティシステムの大切さがわかりました!
ありがとうございます!


プラスオン独立開業編

プラスオン独立開業についてですが、当時は周りにセキュリティシステムを扱う業者は多かったですか?
当時は、セキュリティの取り付けをする人が少なかったので、これを勉強すれば日本でトップクラスになれるんじゃ無いかと思い独立しました。
ただ誰も教えてはくれないので、一から独学で学びました。
独立前には、販売店に取り付けを教えるレベルにはなっていました。

まさにフロンティア精神ですね!
その分苦労も多かったと思いますがその点いかがでしょう?
独立にあたり苦労した思い出はありませんね。
自由にできますし、全て自分の技量なので、楽しくやらせてもらってます。
腕に自信があるからこそ言える言葉ですね!
ちなみにプラスオンの名前の由来は何ですか?
「ひとつ上のサービス」です。

商売をやるうえで、金額に見合った価値を提供するのは当たり前のこと、
いや、それでは不十分だと考えています。

セキュリティというのはお安い買い物ではありませんから、お客様には慎重に考えていただき、最終的には最高に満足する結果となってほしい、そのために、金額以上のサービスを提供するという気持ちを込めています。

ただ、残念なことにセキュリティ業界、「何も起こらない」ことこそが最高なので、普段なかなか実感しにくいのですが(笑)
「ひとつ上のサービス」ですね!
素敵な意味ですね!

インタビューありがとうございました!